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チェルノブイリ事故から約15年目のセシウム汚染データ [都市デザイン]

チェルノブイリ事故から約15年目のセシウム汚染データが公表されていた(下記の地図)。

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チェルノブイリ周辺の汚染の高さは分かるが、フィンランド、スウェーデン、南ドイツの汚染が酷い。南ドイツでは今なお当地の野生イノシシは食用できないし、北イタリアの一部のキノコ類、スコットランドの乳牛もセシウム汚染のために出荷制限(禁止)になっているそうだ。

さて、このチェルノブイリの被害の酷さに改めて愕然としたので、フクシマの被害がどの程度かを調べてみた。ドイツはベルリンのブローゼ教授が、それについて整理したものをインターネットで、しかも日本語でみつけたので、ちょっと引用させてもらう(http://www.adv-charttechnik.de/FukushimaJ.pdf)。

・セシウム137の 最高の土壌汚染は福島原発第一号の近隣で1400万ベクレル/平米です。1986年にチェルノブイリの周辺の最大値は1470万ベクレルです (ノヴォジェレナ村)。
・日本の1000平方キロメートルの地域では米国のエネルギー省(DOE)の航空機 モニタリングでセシウム137の濃度が60万ベクレル/平米以上を測定されました。 800平方キロメートルの地域ではセシウム137の濃度が100万ベクレル/平米以上で、 300平方キロメートルの地域では300万ベクレル/平米以上です。 高度に汚染されている日本の地域はチェルノブイリの周辺より狭いですが、最高濃度が同じような値なので、部分的に疎開も必要です。

すなわち、チェルノブイリに比べると高度汚染地域は狭いが、原発周辺に関していえば、ほとんどチェルノブイリ並みの汚染であるということだ。ということは、原発周辺ではなくて、現在人が生活している関東から南東北にかけても、これから相当、この放射能汚染と共存しなくてはならないということか。
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