SSブログ

ダンジェネス蟹は毛ガニや越前ガニとは比較できないほど不味いと思う [B級グルメ雑感]

 シアトルに来て、目の前に海があるので、魚介類が食べたくなって蟹と牡蛎を食べることにする。パイクス・プレース・マーケットでレストランを探していたら、2008年のザガットでシアトルのトップ5とのポスターを貼っている店があったので、そこに入る。シアトルに来てから野菜を全然、取っていないのでグリーン・サラダ、そしてダンジェネス・クラブ、さらには牡蛎のクリーム・スープを注文する。
 ダンジェネス・クラブは、私が知るかぎりでは、全く美味しくない蟹で、日本の毛ガニや越前ガニの足下にも及ばない。上海ガニはもちろんだが、ブラジルのマングローブ蟹や、同じアメリカの東海岸のストーンクラブに比べても美味しくない。私的には、蟹ランキングでは、もう1Aレベルである最下層の蟹である。サンフランシスコに住んでいた時は、これはきっと調理が下手だからだろうと自分で買って、自分で調理をしても不味かったので、私は、もうこれは蟹が今ひとつであると確信している。まあ、そういう訳で、まったく期待もしなかったのだが、それでも蟹は蟹。しかも、このレストランはなかなかしっかりと調理はしそうなので久しぶりに注文したのである。
 さて、茹でられた蟹の半身が出てきた。バターを溶かしたものや、ペストがついてくる。試しにこれらをつけて食べてみたが、蟹の美味しさが分からなくなってしまう。味をごまかすほどは不味くはないので、レモンだけで食べる。毛ガニの美味しさを知っていると今ひとつだが、毛ガニとは違う種類の魚介類だと思って食べたら、まあまあ悪くない。半身で18ドルという値段も日本と比べても安いと思われる。
 さて、しかし、ここのレストランはなかなかだと思わせられたのは、むしろ牡蛎のクリーム・スープであった。大きめの牡蛎が二つ入ったスープは、濃厚な味がして私は大いに気に入った。アメリカで美味しいと思うレストランには滅多にお目にかかれないので、なかなか幸運であるなと感じると思うのと同時に、シアトルという都市の好感度が大幅にアップした。

IMG_0999.jpg
(ダンジェネス・クラブの半身。これで18ドル)

IMG_1004.jpg
(牡蛎のスープ。これはお勧めです)

nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0