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スペイン鉄道で酷い目に遭う [地球探訪記]

スペイン鉄道でグラナダからマドリードに戻ろうとする。13時27分発のローカル列車で途中駅まで行き、そこからマドリード行きの特急列車に乗り換えようとしたのだが、そんな列車はないと言われる。それじゃあ、とりあえずコルドバにまで行って、そこから特急列車に乗り換えようとすると、コルドバに行く列車もないという。それは、さすがにないだろうと思って、いや、あるでしょうと抵抗したのだが、まったく調べようともしないで「NO」を連発される。コンピューターで接続便をチェックして駄目だと言われるなら納得できるが、何もしないで「NO」は本当かな、と疑う。じゃあ、マラガに行く列車、と言ってもやはり「NO」である。コルドバ、マラガまで行けばいわゆるスペイン風新幹線が走っているのでどうにかなると思われるのだが、コルドバ、マラガまでも行く列車はないという。インターネットでチェックしたいのだが、どうもグラナダに来てからうまくアクセスができないのだ。仕方ないので、先方の言うとおり、マドリード行きの18時05分発の直行列車で戻ることにしたが、これだとマドリードに着くのは23時近くである。おまけに6時間近くをここで潰さなくてはならない。

なんだよなあ、と思っていたら、これまでずっと晴れていなかったのに太陽が出てきた。ということで、午前中に既に訪れたアルハンブラ宮殿に再び向かう。午前中には見損ねたイスラム風呂を再チェックして、また、午前中はあまりの観光客の多さに辟易したのと、列車の時間を気にしていて、じっくりと見ることができなかったヘネラリフェに再訪する。今度は時間がたっぷりあるので、ヘネラリフェでは椅子に座ってスケッチをした。ヘネラリフェは庭園が非常に有名だが、その背景となる建物も結構、凝っていることがスケッチをすることで理解できた。午前中はさっと見たので、随分とシンプルなデザインだなという印象を覚えていたので、スケッチの効用を確認した次第である。まあ、そのためにグラナダに余計に私を滞在させた何か力が働いたのかもしれない、と結果オーライの性格が思わせたりする。

それはともかくとして、スペインの鉄道サービスはドイツ鉄道も真っ青の悪さ(実際のサービスだけでなく、提供している本数などのサービスを含めての総合的な意味でのサービス)であることが判明した。そもそも、グラナダは30万都市であるにも関わらず、ディーゼルの単線でしか周辺地域と鉄道で結ばれていないのは驚きだ。AVEが走っているというので、ドイツのネットワークを想像していたら、まったく違っていたし、サービスは遙かに劣る。しかし、ラテンアメリカも地下鉄を除くと鉄道は全然、整備されていないし、サービスも劣悪なので、これはスペイン的なものかもしれない。まあ、私的には充実したグラナダでの時間を過ごすことができたので、別に文句をいうようなことはないのだが。

ちなみに、その日、インターネットでチェックしたら、余裕でボカディージャ経由であれば19時台にマドリッドに着いたし、ロンダ経由でも20時台にはマドリッドに着いた。列車が走っているのに教えないというのは、スペイン鉄道のサービスの悪さは酷いにもほどがある。

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