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中野駅周辺まちづくりアイデア募集表彰式に出席する [都市デザイン]

中野サンプラザで中野駅周辺まちづくりアイデア募集表彰式が開催されたので出席する。これは「株式会社まちづくり中野21」が主催し、中野区が後援したまちづくりのアイデア・コンペであるのだが、私のゼミ生が入選したので、大学の広報誌に掲載するための写真を撮影するために出席したのである。

当初は、ゼミの2年生と3年生とで勝手に応募させるつもりであったのだが、2年生の最初のアイデア案があまりにも酷いので、多少、指導をしたら入選してしまった。とはいえ、私が多少、口出しをして落ちるよりは入選した方がいいし、副賞も魅力であるので、2年生にとってはとても幸先のいいスタートが切れたと思われる。

さて、実際の表彰式であるが、プレゼンターが都市計画学会長である岸井日大教授であったことは個人的にはちょっと嬉しかった。それと同時に、最初のアイデア案で出したら、私の教員としての信用も失墜することであった。恐ろしいことだ。さて、ただし、受賞者のほとんどが社会人であったことは驚きである。まあ、プロなのだ。うちの学生は、そういう中で飛び切り若く、ちょっとはコンペを華やかにすることに貢献できたのではないかと思われる。
 
中野はコンテンツが豊かであることが、コンペの審査をして明らかとなったという岸井先生の言葉が印象的であった。確かに、中野はイメージは今ひとつかもしれないがコンテンツは豊かだ。この町のコンテンツが下北沢のような集積の魅力を発現できないのは、中野通りと中央線が大きく町を分断してしまっているからだ。特に、中野通りの西側は今ひとつだ。せっかくのコンテンツも分断されてしまう。とはいえ、中野ブロードウェイがある一区画だけでも、その集積度、コンテンツ度は相当のものがある。ただ、この一区画の個性が強烈で、他の区画の要素と相乗的な効果が図られていない。例えば、南東ブロックなんかは、多少、演劇的なコンテンツもあるのに、もったいないと思う。

まあ、そういうことでいろいろと考えさせられるアイデア・コンペであった。2年生も大きな刺激を受けたようで、これを契機として、いろいろとチャレンジをしてくれたらと思う。このブログに比較的、私的なことを書いてしまったことをお詫びします。

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