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福島県産の食べ物が安全であるとアピールしていた大塚アナウンサーが急性白血病になるというブラック・ジョーク [原発問題]

もう随分と時間が経ってしまったが、フジテレビの「めざましテレビ」のメーンキャスター大塚範一さん(63)が急性リンパ性白血病と診断され、病気休養している。大塚さんは東京都内の病院に入院しており、抗がん剤による化学療法を受けているそうだ。昨年10月末、本人が首にしこりのようなものがあるのに気付き、受診した。

ちなみにこのソースであるウェブ上の時事通信の記事は既に削除され、読むことができない。大塚アナウンサーは福島産の野菜の「食べて応援」を福島原発事故後、ずっとやっていた。5月6日のいわき産トマトなどはまあ大丈夫かなと思ったりもするが(いわきはセシウム降下量が少ない)、5月9日には福島県産のシイタケを食べている。 福島県産と一言でいっても奥会津の方だったら、まだリスクは少ないと思うが、この時期にシイタケを食べて安全だとアピールすることは結構、犯罪的であろう。

とはいえ、この時期に急性白血病になったというのは、安全をアピールするどころか、やはり、福島産の食材は危険であるとのことを逆アピールすることになったのではないか。その因果関係を証明することは難しいが、1)他の人よりたくさん福島県産の食べ物を摂取していたこと(しかも4月とか5月とかいう時点で)、2)癌がこれから増えていくのは東日本住民の宿命ではあると思うが、癌でも急性白血病であるということは、そこに何かしらの因果関係があることをむしろ疑わせること、などからである。

ちなみにドイツのテレビ番組でも、大塚アナウンサーのことを報道している(下記でチェックできます)。
http://www.youtube.com/watch?v=Cje_lMbad54

このドイツの番組では、大塚アナの5年間生存率は30%程度であると言っている。さすが、このような報道は日本ではできないが、これが客観的な事実であるのだろう。大塚アナウンサーは63歳であり、相当、放射能に対しての感受性は弱い、すなわち影響は受けにくいと思われるのだが、一方で、大塚アナウンサーは柏市在住であり、またおそらく柏市在住であるにも関わらず、放射能に対して危険であるとの認識を持っていなかったので、このような事態になってしまったとも推察される。通常の癌(例えば、放射能ヨウ素による甲状腺癌)であれば、発現するのが早すぎると思われるが、急性リンパ性白血病であることが、放射能との関係性を疑わせる。がんプロ・ドット・コムというウェブサイトには次のような記述がある。
「急性リンパ性白血病の発症にかかわる原因として、被ばく者での発症率が高いこと、電離放射線やベンゼンの暴露が関連することが報告されています」
http://www.gan-pro.com/public/cancer/hemat/acute-lymphoid-leukemia.html

急性白血病になってしまった大塚アナウンサーには同情するが、福島県産の食材がむしろ危険であるということを周知させることになってしまったのは皮肉である。また、実際、彼のように放射能の危険を軽視していた人には、このような事態がこれから多く生じるであろう。もちろん、因果関係はないと主張したい人は主張していればいいだろう。ただし、実際、癌になった本人は、あそこで食べなければよかったと後悔すると思うのである。また、大塚アナウンサーが安全だと言うからと信じて、福島県産を食べた人が癌、特に急性リンパ性白血病など被曝と関係性の高いような癌になった場合、大塚アナウンサーは、そのような関係性はまったくないと断定することができるのであろうか。例えば、大塚アナウンサーより遙かに放射能の被害を受けやすい若い同僚の女子アナが癌になったらどのような言葉をかけるのであろうか。食べていた自分が癌になっておきながら。これはブラック・ジョークも甚だしい状況である。私は大塚アナウンサーが馬鹿だなあ、と突き放すことはできない。大塚アナウンサーのように放射能の危険を軽視する人の方が、むしろマジョリティのような状況にあるからだ。しかし、このようなブラック・ジョーク的事態を回避するためにも、食材の安全性を政府はきっちりと確保してもらいたいし、いい加減な「放射能=安全」といった報道をマスメディアがすることは慎んでもらいたいと思う。
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