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青森の農家から林檎を送ってもらい、メチャクチャ落胆する [地域興し]

私の家のそばにはいい果物屋がない。イオン系で購入しない私は、しかたなくダイエーで買ったりしている。しかし、ダイエーの果物は品質が悪い。特に最近では産地を気にするので、なかなか美味しい果物を得ることができない。ということで、もうこれは自分で注文するしかない、ということで青森の農家から林檎を送ってもらうことにした。本当は福島の会津にとても美味しい林檎をつくる農家がいるのだが、流石に私はともかく、子供のことを考えると、今年は会津でも厳しい。これは風評被害ではない。1キログラム当たり500ベクレルというのは、あくまで暫定基準であって、この数字は少なくともベラルーシ並みの100ベクレルぐらいであるべきなのだ。500ベクレル以下であっても、100ベクレルを越える農産物は恐ろしくたくさんあるのは、農林省の資料からよく理解できる。閑話休題。とにかく、そういうことで青森の農家から林檎を購入することにしたのだが、青森の農家の知人がいない。したがって、インターネットでそれっぽいところを探すことにした。そして、まあ、比較的よさそうだな、というところを見つけ、電話をしてみる。対応はいい。これなら大丈夫なのではないか、と思い、注文する。「美味しかったらまたお願いしたいと思います」とメイルにも書いておいた。

さて、その林檎が翌週届けられる。わくわくしながら、箱を開けて驚いた。結構、傷んだり、形もいびつだったりする林檎が15キログラム分入っていたからである。え!と思いつつも、味は流石にいいだろうと思ったら、味も悪かった。値段を考えるとダイエーでの林檎の方が美味しいくらいである。

これは何なんだ。おそらく、傷んでいない林檎や、形もよくて味もよい林檎は農協などに卸されているのであろう。そして、農協に卸せない林檎を個人に送っているのではないか。しかし、それはマーケティングとして間違っているであろう。このような個人ベースで注文してくる顧客は、満足すればリピーターになる。ある程度の値上げをしても、その林檎に満足していたら、それでも注文するであろう。担当者の顔は見えても、顔が見えないマスのマーケットを対象とする農協を意識するよりも、その生産者の顔を見ている顧客の方を重視すべきではないだろうか。まったくよく分からない。少なくとも、私はこの農家に注文することは二度とない。こういうことをしていると、TPPの是非を議論することさえ馬鹿らしくなっている。まったく、ビジネスを分かっていない人が農業をやっているのであれば、TPPによって淘汰されることも致し方ないと思ったりする。

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