ドンファンのじゃじゃ馬娘 [ロック音楽]
LP時代は2枚組の大作ということでちょっと手が出にくかったが、CDになって1枚に収まりなんか本作品の敷居が低くなったような気がするのは私だけではないと思う。ジャコ・パスを始めとしてウェイン・ショーター、ラリー・カールトン等が脇を固める極めて高品質なジョニ節を堪能することができる。曲自体は、実験的であるが、その音楽の質の高さ、傑出した演奏力によって、それらが素晴らしい曲へと昇華されている。特に3曲目のJericho、そして7曲目のDreamlandが素晴らしい。傑作揃いのジョニ・ミッチェルのアルバム群の中でも、一馬身抜きんでた傑作であると思われる。