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自由が丘の駅前周辺に自動車を乗り入れさせるのは何とかならないのだろうか [都市デザイン]

日曜日の昼下がり、自由が丘の駅前は歩行者に溢れている。歩行者は思い思いに、道路という公共空間を自由気ままに歩いて、秋晴れの日曜日を楽しんでいるのだ。そこは、ヨーロッパの都市の旧市街地から放射状に延びるパッサージュのようなアメニティに富んだヒューマン・スケールのアーバンな商空間である。

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しかし、その歩行者のユートピアでもあるような都市空間を自動車が進入してきて、人を押しのける。それは、あたかも自動車の方が、生物ピラミッドで上位に位置されているかの存在のように横暴に、そして傲慢に人々を押しのける。

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もったいない。

自由が丘は最近、駅前にロータリーをつくり、自動車を商店街の中心まで自動車を誘導させるような動線計画をつくってしまった。私であれば、むしろこの駅前こそ歩行者だけの広場空間のようなものとして整備し、タクシーの乗車ゾーンは駅から100メートル弱西側に歩いたところにあるバス通りに設置したであろう。自由が丘は、そのスケールといい、歩行者が自由に、自動車の心配をせずに歩けるようにすれば、東京を代表する素晴らしいアーバンな商空間になれるにも関わらず、大変もったいないことをしている。

このような意見は夜、自由が丘駅から帰宅するとき、タクシーが小さな街路を結構なスピードで走ってきて、身の危険を感じるときによく抱いていたのだが、今日は、日曜の昼下がりの人出の多さをみて、改めてそう感じた次第である。

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