SSブログ

ドイツの大学の授業料 [ドイツ便り]

ドイツの大学の授業料は州によって異なるが、例えば、ノルドライン・ヴェストファーレン州の大学の授業料は現在、無料。去年までは有料。一セメスターは600ユーロであった。これが、あまり高いと多くの学生が文句を言ったので、政権が変わったのでまた無料に戻ったそうだ。

大学の経営的には、授業料がなくなると多少は痛いが、それで大変な状況になるという訳ではないという。それは、600ユーロぐらいだと運営費の5パーセント程度しか賄えないからだそうだ。

この他、大学生は、鉄道運賃は無料。ICE(いわゆる新幹線)には乗れないが、公共交通を無料で使えるメリットは大きい。毎日、青春18切符のようなものだ。ということで、大学生として経費がかかるのは下宿代となる。しかし、ほとんどの学生がルームシェアをするので、3万円くらいで済むそうだ。そして、その宿泊代を稼ぐために、多くの学生は飲み屋や喫茶店でバイトをしている。

日本のように授業料で私立大学だと年間100万円を余裕で越えてしまう状況と比較すると親にとってはドイツの大学の授業料の安さは有り難い。日本も授業料もそうだが、大学生には公共交通を無料にするなど、いろいろと優遇するべきであると思う。道路や原発ばかりに税金を使わないで、また、放射能に強い高齢者にお金を使わないで、もっと若者に投資をするべきだ、ということをドイツの授業料の安さを知って強く思う。

nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0