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大菩薩嶺に登る [日本百名山]

 金峰山に行く予定だったのだが、アイゼンがないと無理ということだったので、せっかく金峰山の登山口の山荘に宿泊していたのだが断念し、代わりに大菩薩嶺に登ることにする。中央高速で車で上日川峠まで行き、そこから歩き始める。駐車場には相当の車が既に駐まっていた。登山口の水場で、水を入れて出発する。出発時間は9時ちょっと過ぎであった。ここは、手元にある『日本百名山 山歩きガイド』では「入門者」クラスである。
 この日は五月晴れの気持ちよい天気に恵まれ、木漏れ日の中を快適に歩いて行く。30分ほどで福ちゃん山荘に到着。ここは皇太子、雅子妃も立ち寄られたことがある山荘らしい。そこから林道のようなルートを登っていく。快適なハイキング・ルートである。小学校に入るか入らないかぐらいの子供も歩いている。小一時間ほどで大菩薩峠に着く。富士山の素晴らしい勇姿が見られる。雄大なる展望に感動する。そこから、さらに大菩薩嶺に向かって尾根道を歩く。尾根道は両側に展望が開けており、爽快な気分だ。さて、「入門者」クラスであるが、途中、ちょっとした岩場もあったりする。日本の登山は、アメリカなどに比べてもずっと難しいな、と改めて思わせられる。子どもにはこの岩場はちょっとしたチャレンジになるだろう。
 雷岩という大菩薩嶺の手前の展望のよい場所にて昼食を取る。富士山の眺めが素晴らしい。同行した若者が携帯用のガスコンロを持ってきたので、そこでカップヌードルとソーセージを食べる。カップヌードルなんて美味しいと思ったことはほとんどないのだが、こういう環境で食べると美味しく思えてしまうから不思議である。
 雷岩から大菩薩嶺まではぬかるみの道を10分ほど歩いて到着する。大菩薩嶺は木に囲まれており展望はよくない。昼食をこの手前で取ってよかったなと思う。頂上では写真撮影をして、そそくさと下山を開始する。下山ルートは雷岩から福ちゃん山荘へと直行する急坂を取る。この急坂は相当、急でここは子どもには険しすぎるのではないかと思ったりする。ただ、圧倒的に時間的には早い。40分もしないで福ちゃん山荘に戻り、さらに20分弱ぐらいで駐車場に戻る。天気に恵まれ、富士山の素晴らしい展望も楽しめ、なかなか楽しい登山であった。
 帰りに「大菩薩の湯」という温泉に寄り、汗を流して帰途につく。

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(雷岩へと向かう尾根道)

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(登山ルートから見た富士山)
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