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瑞牆山に登る [日本百名山]

 この3月に念願のグランドキャニオンのコロラド川の畔まで歩けたことで、勝手に登山に自信を持った私は、登山をもっとしようという動機と、日本の風土を知らないことに問題意識を有したこともあり、とりあえず『日本百名山』を踏破しようという目標を掲げた。ということで、書店に行って『日本百名山 山歩きガイド』を購入した。この本は、日本百名山ごとにその難易度を評価してくれているので助かる。入門者、初級者、中級者、上級者、ベテランと5段階に分類している。そこで、早速初級者クラスから踏破しようと、瑞牆山そして隣にある金峰山にチャレンジした。早朝、東京を車で発ち、つきあってくれる若者を途中で拾い、増富ラジウム温泉のそばの瑞牆山荘に行く。着いたのは11時30分くらいだ。そこから早速、山登りを始める。今日の目的地は瑞牆山である。さて、初級者コースであるから、グランドキャニオンの谷底まで行った私にとっては余裕だろうと思ったら、まったくの大間違いであった。まず、トレイルがグランドキャニオンと違って整備がしっかりとされていない。さらに、斜面が急である。はるかに瑞牆山の方が技術を要する。しかも、沢を渡った後は、あまりにも急なので備え付けのロープで登らないと不可能なほどの急斜面になる。加えて、途中でまだ溶けていない氷によってその坂がつるつるになっている。上りの際は、それでも枝などにしがみついて行けたが、下りの際には本当、ひやひやするような思いを幾度とした。これで初級クラスであるということは、日本の山は相当、急なのだなということを朧気ながら理解する。
 さて、モデル・コースの時間を大幅に遅れてどうやら山頂に到着する。山頂は屹立する巨岩群の中で最も高い岩の頂上であった。瑞牆山は山というよりかは、岩の集合体のようなものである。岩は花崗岩である。まるでつくしのようににょきにょきと岩が地面から伸びているような感じである。なかなか大した存在感であり、これが日本百名山に指定されたのは、その圧倒的に個性的な山容からだろうと勝手に推察する。山頂はガスっていたが、瞬間的にガスが晴れて遠方の南アルプスなどを見ることができた。富士山もほんの一部であるが、雲と雲の間にその姿を現した。感動的な光景に、ここまで来る苦労も一瞬にして吹き飛ぶ。
 下りは下りで大変であった。この日は瑞牆山荘に予約をしたのだが、約束の17時30分には着けず、18時前に到着する。初級者コースの山で、このしんどさを考えると、早くも目標達成が遙か遠くに遠のいてしまったような気持ちになってしまう。翌日は金峰山をと計画していたのだが、アイゼンがないとまず無理という富士見平小屋(ここは25年ほど前に強姦殺人事件が起き、幽霊が出るという噂の山小屋だ)にいた叔父さんのアドバイスを聞き、断念する。

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山頂からの展望


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