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2009年の商業統計で東京の商店街の動向を調べてみた [地域興し]

2009年の商業統計で、東京都内の商店街の統計指標をチェックしてみる。これは3年ごとに実施されているものなのだが、3年前と比べると随分と数字に変化がみられる。全般的に事業所数、年間商品販売額などは減少傾向にあるが、商店街によって温度差がある。例えば、千歳烏山駅などは北側も南側も商店数、年間商品販売額などが増加傾向にある。一方、減っているのは下北沢で、ちょっと3年前の数字を間違えて入力したのかと思うほど減少している。3割近い減りようだ。これは小田急の地下化工事で周辺の商店が立ち退きしたことの影響も大きいのだろうが、ちょっと愕然とした減り方である。もちろん、これら統計でカバーできない商業活動も多いので、これを鵜呑みにはできないが、ショッキングではある。他でも武蔵小山の減少が激しい。武蔵小山はおそらく、駅の地下化の影響が大きいと思われる。駅の乗降客数は増えているのだが、それと同時に踏み切り撤廃などをし、自動車交通の利便性を高めたのが、商店主達の期待と裏腹に顧客が他に流出したのではないかと思われる。武蔵小山の商店街の顧客とかは、例えば、目黒通り沿いのダイエーや周辺のところに顧客が流れたことも考えられる。踏切もなくなって、行くのが便利になったからなあ。

まあ、大雑把な統計をチェックしただけなのでいい加減なことは言えないが、ちょっと商店街をめぐる状況には大きな変化がみられていることは確かなようだ。
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