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宮城蔵王は「蔵王」というブランドを使用しても果たしていいのだろうか、ちょっと疑問に思う [地域興し]

大晦日。普段、家庭をないがしろにしている私は、久しぶりに家族サービスで宮城蔵王に来ている。山形蔵王には学生時代、アルバイトをしていたりしてよく入っていたが、宮城蔵王は始めてである。宮城蔵王はゴンドラがあるが、コースはちょろく、滑走距離こそ長いが、あまりドラマチックな展開もなく、凡庸なスキー場である。山形蔵王と同じ名前をつけていいのか、とさえ思う。まあ、山形蔵王もスキー場の質はよくてもサービスの悪さとぼったくり体質でせっかくのブランドのポテンシャルを自ら落としまくっているので、ブランドでどうこう主張する資格はないだろうが、ううむ、宮城蔵王というのは微妙である。だって、宮城蔵王に行った人が、「蔵王にスキーに行ったけど、雪質も悪く、コースも単調でいまひとつだよねえ」、と周りに言ったら、それをきいた人が山形蔵王と誤解する可能性があるからだ。そういう風に考えると、山形蔵王の人は、蔵王というブランドの使用権をもうちょっと主張するべきだと思うのだがどうなのだろうか。もしかしたら過去にそういう対立もあったかもしれない。

こんなことを悪く書くくらいなら来なければいいじゃないか、と思われるかもしれないが、年末年始、空いている宿がここくらいしかなかったのである。そういう事実からもいまひとつであることは予想されていたわけであるが、まあ、いまひとつであった。ただし、低気圧がきて雪が降りまくっている。それは結構、ありがたいことであった。私はスキー暦が長いくせに深雪のすべりをマスターしていないので、ちょっと緩斜面の深雪で練習したりしていた。とはいえ、いまさら何をやっているんだろうねえ、と突っ込む私もいる。こういうことは若くしてマスターすべきで、そういう機会はたくさんあったのに、それを逸した自分に対して自己嫌悪する。

まあ、相変わらず自己嫌悪と自我アイデンティティの模索が続く、不惑の年をはるかに過ぎても、迷路から抜け出せていないような私ですが、来年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。奇特な読者の方々は、よいお年をお迎えください。
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