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自由が丘は自動車に蹂躙されていて、本当にもったいないと思う [都市デザイン]

8月から引っ越して自由が丘と都立大学のほぼ中間地点に住んでいる。さて、大学が南北線沿線なので、自由が丘駅を利用すればいいのだが、自由が丘までのルートの歩行環境があまりにも悪く、危険だし、歩いていてもアメニティが低く不愉快なので、都立大学駅を利用している。都立大学駅は、自由が丘駅と学芸大学駅という商店街が充実している駅に挟まれていることや、駅のすぐそばを目黒通りという大通りが走っていることもあり、商業集積も少なく、駅周りの店舗なども魅力がそれほどなく、つまらない。自由が丘とは雲泥の差である。それにも関わらず、自由が丘駅へのアクセスがあまりにも危険で、いつ自動車に引っかけられるか分からないので、都立大学を使わざるを得ない。なんて、自由が丘は、もったいなくも馬鹿なことをしているんだと怒りさえ覚える。

自由が丘の界隈の魅力は傑出している。しかし、自動車をどんどん入れ込むことによって、例えば子供や高齢者にとっては極めて危険な空間にしてしまっている。私は小学生の娘を自由が丘に行かせることは禁じている。それくらい、自動車が歩行者空間、というか人間空間に押し分け入っているのである。なんて、野蛮なところであろうか。自由が丘は駅周辺から自動車を遮断すれば、すこぶる魅力溢れる、東京を代表するような空間へと変容できる。それなのに、こんな空間アメニティをぶち壊すようなことをしていて勿体ない。それでも、ある程度以上の商業集積があるのは、自動車を回避できる運動能力の高い若者や中年だけを対象にしても、それなりにやっていけるだけのポテンシャルがあるからであろう。とはいえ、私はとても日々、ここに通う気には到底なれない。もしかしたら他の人も他に選択肢がないのでしたかなく、もしくは、あまり問題意識がなくて自由が丘駅に通っているだけかもしれない。まあ、方面によってはそのような問題はないのかもしれないが、少なくとも自由が丘駅の北側は、東京でも珍しいほどの自動車に蹂躙された住宅地となっている。丘陵地であったりして、それなりに高級住宅地面しているが、こんな人間に優しくない住宅地も珍しいのではないか。ここが高級住宅地面できているのは、自動車での移動を有り難がる発展途上国の成金のような人達がまだ多いからであろうか。自由が丘の駅周辺の店舗群は魅力的なものが多いが、自由が丘駅からアクセスする分にはいいが、その駅自体は、少なくとも北側からはすこぶるアクセスしにくく、不便というよりかは危険であって、街づくりという観点からすれば最低のところだなと思う。こんなところが、住みたい街ランキングの上位に顔を出すのは、本質的に間違っていると思う。今度、時間があれば自由が丘周辺の交通事故の調査でもしてみたいと考えている。

タグ:自由が丘
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