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ニューヨークの魅力は人の多さであることを改めて知る [都市デザイン]

4年ぶりに訪れたニューヨークというかマンハッタンを歩き、多少、興奮している。この私をワクワクさせる源は何なのか。それは、人の多さである。人が何しろ溢れている。こんなに沢山の人がいるということが私をワクワクさせるのである。しかし、多くの人がいてワクワクするのであればサッカー場とかに行けばいいのではないかと思われるかもしれない。サッカー場とかでは、試合内容でワクワクしたりはするかもしれないが、人が多くいることでワクワクはしない。それでは、なぜマンハッタンの人の多さは私をワクワクさせるのか。それは、なんか色々と異なる人が、何かいろんなことをしているからである。そして、この色々な異なる人々が直接的、間接的にコミュニケーションを図っている。そのまさに都市的なものを凝縮しているからこそ、このマンハッタンというのはとてつもなく私にとって魅力を発散させていることに気づいた。

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(この人の多さがマンハッタンの魅力である。ユニオン・スクエア近くの交差点)

都市を魅力的なものにするためには、何しろ、この人を集めて、人と人とを交わらせることである。ちゃんと観たことがないので適当なことを言うのは憚れるが、『セックス・エンド・ザ・シティ』で描かれるシチュエーションはおそらくニューヨークという高密度な人とのふれ合いがなければ成立しなかったであろう。そういう意味では、あのドラマはおそらく極めてニューヨーク的なドラマであると推察される(そのうち、ちゃんと観なくては)。人と人とが交歓することで、新たなる価値がシナジー効果によって産み出される。それこそが、ニューヨークという都市の魅力であり、そういう魅力は東京にも勿論あるが、ニューヨークの方がそういうのが見えやすいような気がする。なぜなら、ニューヨークの方が東京より公共空間が優れており、そういう交歓する公共性の質が高いからである。東京は、そういう意味でちょっと敷居が高いというか、多少、こなれてこないとそのシナジー効果を生み出しにくい気がする。そういう点で、東京はニューヨークに劣るのかもしれない、と極めていい加減だが、思ったりしている。

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