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イギリス人とジェネシス談義をして、少し嬉しくなる [ロック音楽]

学会で知り合ったイギリス人とロックバンド、ジェネシスの話で盛り上がる。転換期となったアルバム『アバカブ』の評価などで議論をする。フィル・コリンズの最初のソロ・アルバムがヒットしたことがそもそもの諸悪の根源だ、などという私の意見を結構、社交辞令ではなく理解してくれたような印象を受ける。私の考えに必ずしも同意していた訳ではなかったみたいだが、少なくとも私がどういう考えの持ち主かは理解してくれたみたいであった。私のようにポップ化する以前のプログレ・バンドのジェネシスが好きという、極めて亜流の人間にとって、そもそも自分の意見を吐露する相手を探すことは至難の業である。しかし、イギリス人とはそういう話ができる確率が他の国民より圧倒的に高い。まあ、これはくるりのファンであるイギリス人が覚える孤独感のようなものであろうか。イギリスじゃほとんどくるりを聴いていないだろうからなあ。まあ日本人のプログレ時代のジェネシス・ファンはさすがにくるりファンのイギリス人よりは多いだろうが、とりあえずこの話題ができる人と出会えたことが素直に嬉しい。そして、こういう話をするとイギリス人にとてつもなく親近感を抱いてしまうのである。ああ、私は本当にイギリス文化に影響を受けて育ったんだなということを自覚させられる。

アバカブ

アバカブ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1999/07/28
  • メディア: CD



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