白楽を訪れ、しっかりとした都市計画をしたら横浜を代表する高級住宅地になれたのにと非常に残念な思いをする

白楽を訪れる。白楽は駅の北側に広大な公園があり、そこから坂を上っていくと、横浜ミナトミライの絶景がみえる住宅地となっている。地理的な特徴から、ここならさぞかし魅力的な高級住宅地が形成できたと思われる。現状は、無計画に適当に地主が自分勝手に開発したために、そのよさがほとんど顕在化できていない。もちろん、バルコニーからは絶景が拝めるかもしれないが、周辺の住宅地の質の悪さは、ここに住む人達の公共的な意識の低さ、行政の展望のなさを物語っている。大変、残念だ。タイムマシンで５０年くらい戻ったら、是非ともこういう素晴らしい土地の敷地計画などをやってみたかったものだ。


（土地は住宅地としては最高の条件を有しているのだが、区画割りは超適当で、そのポテンシャルを台無しにしている）


（丘陵地の住宅地としては絶好の土地に、このような無粋なコンクリートの壁がつくられている）

さらにこの白楽の住宅地の価値を下げているのが、駅前の商店街に自動車が頻繁に通っていることである。まさに、こここそ、自動車の通行を禁止して歩行者専用道路にするか、通過できる時間を夜８時から朝６時とかに限定すべきであろう。自動車の通行を禁止、もしくは限定することによって、この商店街は活性化し、人々はもっとこれらの商店を利用することになるだろう。これは自明だ。白楽のほとんどすべてがポテンシャルを発揮できてなくて情けない気持ちになるが、その中で、アメ横のような狭いアーケードを発見。日曜日ということもあり、シャッターを下ろしていた店舗が多かったが、フィギュア・ショップやこだわりコーヒー豆店などマニアックな店が多く、これぞジャパニーズ・パサージュだと感動した。このアーケードの存在だけは嬉しかったが、他は本当、どうして絶世の美女の素材を有しているのに、クレヨンで顔をぐしゃぐしゃに塗りたくるような馬鹿なことをするのだろうかと悲しくさせられた。


（駅へのアクセスはこのように劣悪な歩行環境。ここを毎日歩いて駅に行くかと思うと、悲しくなる）


（この六角橋商店街にあるパサージュは見事であった。ここは個人的に気に入った）

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