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ドイツの自動販売機はお釣りを出さないことがあるので要注意だ! [ドイツ便り]

ドイツの自動販売機はお釣りを出さないことが多い。壊れている場合が多いが、そもそも出さないという前提のものもある。例えば、デュッセルドルフの市役所内に置かれている写真撮影機がそうだ。お釣りは出さないよ、ということがドイツ語で書かれている。私はこれに気づかずにコインを多めに入れたら、1ユーロのお釣りが出てこなかった。その事実に驚いた後に、ドイツ語の注意書きを読んで諦めた。しかし、諦めきれない人も見かけた。当然、外国人で、おそらくビザの申請に来たドイツの滞在期間も短い人だと思われるが、一生懸命市役所の職員に文句を言っていた。ドイツの厳しさの洗礼を受けているその姿をみて、私はちょっと自分の昔を見ているような懐かしい気分になった。無駄なのになあ、と同情しつつも、突き放して見ている自分に気づき、徐々にドイツ人的になっているのかとはっと思ったりもした。

さて、お釣りをくれないのは何も機械だけではない。デュッセルドルフのアルトシュタットのウェリゲのビアガーデンでは、駅弁のようにピクルスやタルタル(生肉を刀叩きしたものをパンにのせた料理)を客席に売りに来るが、彼らもお釣りをくれない。ということで、お釣りが少ない時はまだいいが、多いときは注文しないことが重要だ。私も合計で2ユーロ80セントくらいのピクルスに5ユーロ支払ったが、お釣りを貰えなかった。最初は抗議をしたが、すぐ諦めた。詐欺にあったと思い諦め、ピクルスが5ユーロだったと思って食べることにした。

とにかく、ドイツに来たら、人間はもちろんだが機械でさえ信用してはいけない。私の知人は銀行のキャッシュマシーンにまで騙されそうになった(知人がキャッシュマシーンで口座から現金を引き落としたのだが、キャッシュは出てこなかった。これを異常なのではないかと察した知人が抗議をして調べてもらったら、口座上ではお金は引き落とされていた。これは、知人がおかしいと思ったので問題は回避できたのだが、異常ではなく単なる機械の故障であると思ってしまっていたら口座から引き落とした分だけお金が減らされているところであった)。なるべくお釣りをもらわないよう、コインはもちろん、紙幣でも細かいものを準備しておくことが必要だと思われる。そして、お釣りは出さないよ、という注意書きが機械に書かれているかどうかはチェックしよう。それにしても、人間もそうだが機械も信用できない国は気疲れが多い。

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