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デュッセルドルフの高級レストラン「タンテ・アンナ」で顰蹙を買う [B級グルメ雑感]

そろそろデュッセルドルフの日々も終わりを告げるということで、大学以外で知り合った知人を呼び、デュッセルドルフを代表する高級レストラン「タンテ・アンナ」で自ら送別会を主催する。ということで知人が5人ほど集まってくれた。日本人が2名、台湾人が1名、ベネズエラ人が1名、チェコ人が1名である。さて、しかし連絡があまり上手く取れずに、予約は3名でしてしまっていた。さほど気にしなかったのだが、ここは非常に敷居が高いレストランで、いろいろと問題が生じた。最初、ウェイトレスは6人目は入れないと言ったのだが、流石に最後に遅れて来た友人に、お前は来られないとは事前に言えず、彼が店に来てから店と交渉したら、店長が最終的には入れてくれた。また、私の知人の中でこのレストランにふさわしい服装をしてきたのは日本人の2名だけで、他は私を含めてラフな格好で来てしまっていた。さらに悪かったのは、写真撮影を多くの知人がして、特にベネズエラ人の友人はフラッシュを使ったので店長も堪忍袋の緒がキレたという感じで、「早く食べろ」と一言言いはなった。

このレストランの食事は、「前菜」、「スープ」、「パスタ」、「主食」、「チーズ」、「デザート」の6セットから構成されており、値段はすべてを注文すると77ユーロ。チーズを除くと64ユーロ、チーズとパスタを除くと56ユーロ、これにスープも除くと46ユーロとなる。一人はスープをつけたが、他は皆、46ユーロの最安値のコースを注文する。「前菜」はズッキーニ料理、鮭とキュウリのゼリーを合わせたもの、パプリカのパンナ・コッタといったもの。「主食」は肉料理で、牛肉、鶏肉のオレンジ・チャツネー合わせなどである。「デザート」はマンゴシャーベットや、チョコレートのテリーヌ、クリーム・ブリュレなどであった。総じて美味だが、ちょっと変化球多しという感じ。意表を突きすぎているかなとも思うが、それでも日本で食べても美味しいと感じるレベルであった。ドイツにもしっかりとした料理を出すレストランがあることを知ったのは意義深かったが、記憶に残るほど美味しいという訳でもない。ただし、ワインハウスと名乗るだけあって、ワインは素晴らしいと思ったが、私はワインの味がよく分からないので、これはあまり参考にならないかもしれない。

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(前菜)

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(主食)

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(デザート)

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(店の外観)

値段は高く、しかも顰蹙を買ったのでチップをはずんだので6人で500ユーロ。せっかく私の送別をしにきてくれたのに、私が勝手に自分の我が儘で高いレストランを予約したので、申し訳ない気分になり、これは私が支払うことにした。ただし、チップをはずんでも、私の名前はこの店のブラックリストに載った気がする。今後、私の名前では予約できなさそうなので、同姓の方にご迷惑をかけるかもしれない。すいません。
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