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マイセンを訪れたら、ネオナチだらけで驚いた [グローバルな問題]

陶磁器工場があることで有名なマイセンを訪れる。計画していた訳ではなく、たまたま高速道路の出口にマイセンと書いてあったので、思いつきで訪れたのである。さて、マイセンはドレスデンの郊外にある工業都市だ。人口は3万人弱くらい。エルベ川に面しており、丘の上にゴシックのマイセン聖堂、そしてお城がシンボリックに屹立している。第二次大戦で破壊されることがほとんどなかったようで、旧市街地は非常に味がある。丘の上からのエルベ川の雄大なる景観も美しく、思いがけずいい都市であった。

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(マイセンの大聖堂)

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(マイセンは戦災を免れたので、古い建物が多い)

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(大聖堂からエルベ川と街並みを望む)

さて、しかしである。この都市にはネオナチ風の若者(というか、99%ネオナチ)が多くたむろしていたので驚いた。パンクファッションに坊主頭、それに獰猛な黒い犬という3点セットから間違いない。ある若者はご丁寧にも鉄十字のワッペンが革ジャンに縫い付けられていた。ネオナチの若者は、私のような黄色人種にとっては狂犬のように気をつけなくてはならない存在である。せっかく素晴らしい都市を見つけられたのに、その嬉しさは半減した。おそらく、よほどのことがない限り、この都市には二度と訪れない気がする。まあ、こう書くとなんと大袈裟なと思われるかもしれないが、大都市でならいざ知らず、この小さな都市ではちょっと危険過ぎる印象を受ける。しかも、短時間のうちに7人くらいに出会っているのである。

ということで、観光開発にとってネオナチは大変マイナスであるなと思う。そうでなくても、旧東ドイツで経済的にも疲弊しており、それが原因でネオナチに走っているのかもしれないが、結果的には自分達で自分達の首を絞めているような気もする。

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(ネオナチの後ろ姿を撮影。正面からだと危ないので)

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