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ダボスでスキーは相当、楽しいレジャーであることを知る [都市デザイン]

スイスのダボスにスキーに来ている。スイスでスキーをするのは生まれて初めてだ(オーストリアでは滑ったことがある)。ダボスに決めたのは基本的にホテル代が他に比べて安かったからである。メジャーどころのツェルマット、サンモリッツはもちろんのことオーストリアのザンクトアントンよりも安かった。スイスは高いからオーストリアでスキーをするといいですよ、というアドバイスをドイツ在住十年以上の知人に教えてもらったのだが、それほどの差はなかった。というよりかはダボスの方が安かった。ということでここに決めたのである。当然、おそらくツェルマットやサンモリッツよりもスキー場としては劣っているだろうということも承知の上である。しかし、ダボスはヨーロッパの金持ちが集まる超高級リゾートと『某地球の歩き方』などで紹介されているが、本当かなと思う。街中にはストリップ系のクラブのちらしなどが貼られていた。ヨーロッパの金持ち相手のビジネスとはちょっと思えない。

さて、このダボス・スキー場は大きく5つのスキー場から構成されることを知る。そのうち、ジャコブスホルン、ライネホルン、パーセンにて滑る。初日は天候が悪かったこともありジャコブスホルンだけ、二日目はライネホルンとパーセン、三日目はパーセンとジャコブスホルンを滑降した。他のスイス・アルプスのスキー場もそうなのかもしれないが、基本的にはダボスでは森林限界の上だけがゲレンデであることを知る。だから、日本のようにスキー場をつくるために木を刈ったりするのは必要最小限となる。ダボスは谷に展開した集落というかリゾート基地であるので、スキー場に行くためにはケーブルカー、ロープウェイ、ゴンドラ等でゲレンデまで登らなくてはならない。日本などだと、まあガーラ湯沢のような例があることはあるが、基本的には麓までコースが整備されている場合がほとんどだと思う。もちろん、ダボスのスキー場も麓まで降りてこられるが全て森林コースで、パレンスなどは上級者コースのみでしか降りてこられない。このつくりかたのお陰で、何かスキー場は別世界のような雰囲気に溢れている。アルプスの山々の神の世界で遊ばせてもらっているような気分だ。しかも、2日目、3日目と晴天に恵まれたこともあり、私の人生体験でも最も高揚した気分に浸ることができた。もちろん、私の人生体験は平均的にみても劣るつまらない人生であるので、それほど参考にはならないだろうし、多くの人が既にヨーロッパ・アルプスでスキーをしたことがあるのだろうから、何を今さらと思われるのかもしれないが、まあ私はそういう気分を味わえたのである。スキーってこんなに楽しかったっけ、というようなスキー再発見という体験をすることができた。私は残念ながらそれほどスキーが上手くないので、下手くそが何を言っていると言われればそれまでなのだが、まあ私という小さな器でも、このダボスのスキー場はスキーの素晴らしさを再確認させてくれたのだ。なんで、こんなに楽しいことをもっとしてこなかったのか、自分の人生を反省する。

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(パーセンのゲレンデにて)

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(パーセンのゲレンデからクロスターの街を望む)

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(パーセンの最高地点ヴァイスフルーからのアルプスの展望。標高はなんと2844メートル)

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(パーセンのゲレンデの展望)

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(ライネホルンのゲレンデからダボスの街並みを望む)

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(ジャコブスホルンからダボスの街並みを望む)

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(ダボスの街並み。バスが街中を巡回しているので移動が便利)

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(ジャコブスホルンのゲレンデ)

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(パーセンのゲレンデはケーブルカーで登っていく)

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