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ドイツ鉄道のいい加減さをしつこく告発する [ドイツ便り]

ベルリンでポツダム行きの鉄道に乗った時のことである。普通のリージョナル・バーン、日本でいえば東海道線とか横須賀線のようなイメージの列車である。これに乗って、車内の路線図でポツダムまでどれくらい駅に停まるのかをチェックしようと見ていたのだが、よく分からない。ベルリンは結構、来ているし、職業柄、地図は読み慣れているので、どうして分からないのか自分でも不思議だったのだがよく分からない。中央駅はあるが、なぜツォー駅やオスト駅は書かれていないのだろうか。横須賀線は横浜には停まるが、最近は川崎に停まらなくなったので、そういうルート変更がなされたのか。などと推測していたのだが、相変わらず分からない。というか、中央駅以外で私の記憶に残っているベルリンの駅名がないのである。そこで、ふと気づき、路線図の片隅にある文字を読むと、なんとシュツットガルト広域圏交通システム、のようなことが書かれているではないか。なんと適当な。呆れると同時に、自分が地図をよく読み取れなかった理由も知って安心する。とはいえ、私のような列車オタク的な人間で、都市計画をやっていて地図等を読み取れたから、早めに気づいたようなものの、地図を読むことに自信のない人であったら、この地図をみることで相当混乱を来すであろう。知らない都市を訪れると何しろ地図が頼りになる。特に言葉があまり通じないなら尚更である。その地図がしかし、こんなに適当なのがドイツなのである。フンボルトが泣いているぞ。

最近、アンチ・ドイツ鉄道の記事が多くなっているような気がする。ドイツに関心がない人にとってはどうでもいいことかもしれない。その点、お許しいただきたい。
タグ:ドイツ鉄道
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