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デュッセルドルフのカーニバルのパレードを観に行く [ドイツ便り]

デュッセルドルフのカーニバルのハイライトのパレードが、ローゼンモンターグ(今年は2月15日)に行われたので見学に行く。パレードはトンハレを12時30分に出発し、ハインリッヒ・ハイネ・アレーを通り、アルトシュタットを練り歩き、ビルク駅まで行く。アルトシュタットの通過時間が13時と予定されていた。我々はこのパレードのルートのそばに住んでいるので、12時頃に家を出て、アルトシュタットに入る直前のホフ・ガーデンのところで待つ。時間的に早かったこともあって最前列を確保することができた。見学人もほとんどが派手に仮装をしていて、お祭り気分は高まる。

さて、パレードが始まる頃には4列くらいになっており、結構、人出は多かった。このパレードの特徴は、練り歩きながらおひねりをパレードしている人が投げるということだ。フロートの上から投げられる場合が多く、まさにお菓子やらティッシュやら花やらが空から降ってくる。我々はパレードが始まった直後の場所にいたこともあり、配る側も多少、スタート時の興奮状態にあり、まだ在庫も多く、気前がよいのか、非常に多くのお菓子等をゲットすることができた。ただ、これらを直接キャッチするのは難しく、多くが道に落ちる。しかも、午前中に雪がぱらついていたので道には水たまりがある。これは、ちょっと拾うには気が引けるが、隣のドイツ人の男の子は気にせず、次から次へと拾ってくれるので、我々は気が楽だった。パレード自体は結構、芸がなく、ブラスバンドとへなちょこ踊り、という感じだったが、フロートは強烈な風刺が効いていて、それは楽しめた。とはいえ、ドイツ風の下ネタジョークはちょっとついて行けなかった(例えば、男のむき出しの尻に、他の男性が顔を突っ込もうとしているものや、政治家だと思われる中年男性がカマを掘られているものなど)。知り合いの四国出身の日本人男性が、「準備をしないよさこい」と形容していたが、納得する。

とはいえ、ヘラウという叫び声とともに、お菓子を投げ、それをゲットするというパレードと観衆の関係はなかなか興味深く、面白い。日本のあまり元気がない地方都市などは、ちょっとお祭りとかも元気がなくなっているので、このような工夫をしてみるのも一興かも知れない。さて、このパレード、気負って写真も多く撮影したのだが、コンパクト・フラッシュが破壊されたらしく、写真が全部おじゃんになってしまっていた。ということで写真がアップできないのだが、今日のパレードの成果の写真をアップしておく。パレードは3時間ほど続いた。3時間でこれだけの収穫があるというのは、なかなかパフォーマンスがよかったのではないかと思われる。

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