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デュッセルドルフのカーニバルは激しい [ドイツ便り]

デュッセルドルフはカーニバル。ということで日本人の友人とアルトシュタットに繰り出したら、まさに狂乱状態であった。街中に置かれたスピーカーからは大音量でダンス・ミュージックがかかっている。ほとんどのものが仮装しており、なかなか派手である。仮装をしていない人達のために、とりあえずその場しのぎ的の仮装衣装を売っている屋台なども出ている。ドイツなので皆、ビールをしこたま飲んでいるようで、しかもエコロジカルなのかどうか分からないがビールは瓶ビールなので、割れた硝子が路上に散乱している。この日は25セントのデポジットなどは全く人々の頭に入っていないのではないかと思われる。基本的には多くの世界中の祭りと同様に、軟派が積極的にあちらこちらで展開しているように見受けられた。興味深いのは、仮装をしてアルトシュタットに繰り出しているのが若者だけでなく、おじいちゃん、おばあちゃんといった世代の人達も多いことである。我々が入ったバーでも結構、歳のいった人達が多くいて、強烈な酒を煽っていた。さすがドイツ。

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(街中は半狂乱の状態であった)

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(皆、こんな感じで仮装をしている)

さて、まあカーニバルの雰囲気を多少囓ったので、帰路についたのだが、街中は硝子の破片とごみが散乱していて、いつもの美しい街並みのアルトシュタットはどこにいってしまったのであろうという感じであった。危険は感じないが、ここまで激しいとちょっと引ける。あとブラジルのカーニバルに比べて今ひとつだったのは音楽である。バーなどでもかかっていた音楽は、オクトーバーフェストのテントでもかかっていたドイツのフォークソング調の音楽をディスコビートに乗っけたような曲で、これはブラジルのサンバに比べると音楽的には遙かに劣る。ブラジルのカーニバルはやはり偉大であるなとドイツにいて思わせられた。とはいえ、まだデュッセルドルフのカーニバルのハイライトである薔薇の月曜日はまだ先である。これはちょっと楽しみにしている。

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(この汚さからは、環境国家ドイツとはとても言えないなと思う)
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