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デュッセルドルフの地下鉄で、終点で降り忘れる [ドイツ便り]

取材をする約束があるためにハムに行かなくてはならないために、デュッセルドルフ中央駅行きの地下鉄に乗った。資料を読んでいて、もうそろそろ終点の中央駅に着く頃だよなと周りをみたら、誰もいない。列車はゆっくりと止まる。なんと、降り忘れたのだ。日本だと丁寧に車掌とかが「終点ですよ」と行って降ろしてくれると思うが、ここ自己責任のドイツではそういうことはしない。この地下鉄の車庫でこれからどうすればいいのだろうと途方に暮れていたら、運転手が出てきた。運転手に、とりあえず謝ると「問題ない」と言う。え!と思っていると、「そのうち、また動くから車内で待っていればいい」と言って、自分は列車から降りてどこかへ去っていった。取材の時間にはもう間に合わないが、それより、いつになったら動くのだろうか。とはいえ、車内灯は幸い点いたままだったので、また資料を読み始める。すると10分もしないでまた動き始めた。今度は、資料を読むのを止めて、中央駅に着くのを待つ。中央駅が始発なのである。列車がホームに入ると、ホームで待っている乗客達は、私を訝しげに見ていた。当たり前であろう。さて、取材場所には30分ほど遅れて着いた。私はよく電車で本とかを読んでいると降り忘れることをしてしまうのだが、まさか終点の駅で降りないとは自分でも呆れてしまう。しかも、アポまでしているのに。

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