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ドイツにはアップル直営店が2店しかない! [ドイツ便り]

私は1990年からのアップル・ユーザーである。1990年の後半、日本の会社で働いていた時は、アップル・ユーザーであることで多くの嫌がらせを受けた。アップルで働かせてくれる部署を求めてジプシーのごとく異動を続けた。まさに異教徒のような迫害を受けたのである。これは何も会社に限ったことではなく、学会でも若きリーダー的先生に「アップルを駆逐することを目指している」などと嫌みを言われたものである。都市計画において重要なことは多様性であるので、そんなファッショなことを言ってもいいのかと思ったりもしつつも肩身の狭い思いをした。大学でもアップル・ユーザーは学部で一人であったが、そのうち若手の先生がアップル派になった。iPODのお陰である。

さて実は私が所属しているドルトムント工科大学の空間計画学部はアップルなのである。もう、アップルが主流でウィンドウズが異教徒という、プロテスタント教徒がアメリカに移住した時のような開放感を覚えているのだが、そのような環境は大学だけであることを知った。というのは、付属品を買わなくてはいけなくなったのだが、インターネットのアップルストアでは間に合わないので直営店で買いに行こうとしたら、なんと直営店はミュンヘンとハンブルクにしかないではないか。デュッセルドルフには流石にあるだろうと思っていたから意外であった。ベルリンかフランクフルトにはあるべきだろうし、デュッセルドルフかケルンのどちらかには開店すべきであろう。ショックである。とはいえ、付属品はドイツのヨドバシカメラともいうべきザターンで手に入れることができたので、そんな問題はなかったのだが、寂しい気分になる。

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