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15年ぶりくらいにユースホステルに泊まる [グローバルな問題]

知り合いの先生のゼミ生がドイツに遊びに来ているのでドルトムントで落ち合う。翌日、ハーメルンに一緒に行く約束をしたので、家のあるデュッセルドルフに戻るのも面倒臭いので、彼と一緒にユースホステルに泊まることとした。相部屋は流石に辛すぎるので、シングルでシャワーつきの部屋にした。43ユーロであった。面白いのはドイツ人だと料金が跳ね上がるということだ。60ユーロぐらいになってしまう。日本に住所はないのか、と言われて実家の住所を伝え、外国人観光客として泊まるようにしてもらった。さて、43ユーロというのはドルトムント周辺だと決して安くない。ヴッパータルのインターシティが30ユーロ代で泊まれることを考えると割引き感はない。しかし、まあ朝食もついていたし、部屋もそこそこ清潔であったしとりたてて文句を言うこともないかな。

さて、生まれて初めてユースホステルに泊まったのは14歳の時である。中学校の林間学校に行くことに反抗して、勝手に他の級友を誘って3人で十和田湖のユースホステルに泊まったのが最初だ。その後も、高校2年くらいまでは一人旅などをしてユースホステルを活用していた。しかし、それ以来、まったく使うのを止めた。よく考えれば、ユースホステルを最もよく利用すべき年齢において全然、使わなかったわけで、これは今思うと本当にもったいないことをした。代わりに何をやっていた訳でもないと思う。いじけていたのかもしれない。

その後、32歳の時にヘルシンキのユースホステルに泊まる。フィンランドの都市デザインのワークショップに参加して、2週間のコースが終わった後、そこで一緒になった人達と泊まったのである。男女相部屋であり、ヨーロッパはなんか適当なんだなと思ったのを覚えている。一緒に泊まったのは、オランダ女性とポルトガル男性で、ポルトガル男性がオランダ女性を好きであったことは明らかだったので、別れの日の前日に何か起きるんじゃないか、とちょっとハラハラしながら寝ていたことを思い出した。結局、その夜の顛末は確認しないで今日に至っている。

そして、今日である。大体15年ごとにユースホステルに泊まっていることになるので、次回は61歳ぐらいか。まあ、それはともかくとして、こうやって世界のユースホステルをバックパッカーで旅するのは若者の特権で素晴らしいことだと思う。積極的に若い時にはやるべきだなと思う。私はもう手遅れだが。

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