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コペンハーゲンにはやたらとSUSHIレストランが多い [グローバルな問題]

スシはこの数年、世界を席巻した最もトレンディーな料理である。私が子供の頃、アメリカではスシを食べるのはよっぽどの物好きであった。私が20代の頃、すなわち20年くらい前には、多少、スシというか刺身を食べさせるレストランが増えつつあったが、それでもゲテモノというように位置づけられていた。今、考えるとアメリカが野蛮で文化面で劣っているので、そのような解釈しかできなかったのだろうと分析できるが、当時は、生で食べている我々の方が遅れているのではと思ったりもした。ちなみに、私の友人の台湾人は、アメリカ人は野菜を生で食べるほど野蛮だと言う。そのようなバックグランドを有している私としては、ここ10年ほどでアメリカにおいてスシが市民権を得たどころか、むしろ非常にお洒落な料理として位置づけられていることに驚きを覚えるのである。

さて、スシの市民権はアメリカだけでなくヨーロッパでも得られている。多くのヨーロッパの都市でスシ・バーが増えているが、ここコペンハーゲンではそういうレベルではなくてスシ・バーそしてスシ・レストランが多い。もう中心市街地ではあるが、街角ごとにスシ・バーがあると思うくらいだ。あきらかにドイツの他都市よりも多い。これは面白い現象だ。おそらく港湾都市で海に面しており、魚介類が手に入りやすいことに加え、おもにニシンだが魚を食べる習慣があるためにスシが口に合うのかもしれない。加えて、あまり料理自体が美味しくないのでスシが相対的に美味しく感じられるのかもしれない。さらに加えれば、スシが美味しいということが理解できる味覚を有しているのかもしれない。まあ、幾つかの理由が考察されるが、それらは皆いい加減なものであるので、ちょっと調べて明らかにしたい気持ちがするが、おそらく一生しないであろう。他にすることが山ほどあるからだ。

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