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麻生元首相が読めなかった漢字を学生にテストしてみる [その他]

2008年12月1日のブログ(http://urban-diary.blog.so-net.ne.jp/2008-12-01)に麻生太郎元首相が読めない漢字を幾つかリストアップした。そのうち、下記の8つの漢字を私のゼミに応募してきた学生にふりがなをつけさせてみた。

1)踏襲
2)頻繁
3)有無
4)参画
5)措置
6)詳細
7)偽装請負
8)未曾有

麻生元首相は、これらの漢字を1)ふしゅう、2)はんざつ、3)ゆうむ、4)さんが、5)しょち、6)ようさい、7)ぎそううけあい、8)みぞゆうと読んだ。
 さて、私のゼミの応募学生の正答率は、1)「とうしゅう」が57%、2)「ひんぱん」はなんと100%、3)「うむ」は71%、4)「さんかく」は86%、5)「そち」は57%、6)「しょうさい」は100%、7)「ぎそううけおい」は43%、8)「みぞう」は86%であった。麻生元首相に比べると、遙かに出来がよくて大学教員としてはほっとした次第である。とはいえ、踏襲を「りょうちょう」、「としゅう」、「ちょしゅう」、有無を「かいむ」、「ゆうむ」、偽装請負を「ぎそうさいふ」とした回答例もあり、ちょっとショックも覚える。とはいえ、日本国の元首相でも読めなかったのだから目くじらを立てることもないだろう。
 それにしても、改めて確認できたことは、麻生元首相の出来の悪さである。よく、鳩山首相も麻生首相と同じ世襲政治家であるから同様の問題を抱えているとの指摘を目にする。世襲政治家は政治の腐敗を招く要因になるために私は反対の立場を取っているが、東京大学を卒業してスタンフォード大学で博士号を取得した鳩山首相と、受験もしないで学習院をエスカレーターで卒業して、スタンフォードとオックスフォードに留学するも、卒業できずに退学(中退)をした麻生首相とはあまりにも差がありすぎる。別に学歴で人を判断してはいけないと思うが、大学の単位取得といった低いハードルさえクリアできなかった人間がなぜ、日本の首相にまでなれたのか。改めて不思議な思いをする。自民党は、こんな人物を首相に担ぎ上げるほど日本国民を馬鹿にしていたんだな、とつくづく思わされるが、まあ、あまり出来のよくない学生達も首相よりは漢字が読めるということで、ちょっと自信が持てるかもしれない。とはいえ、漢字の勉強しないと首相になっちゃうぞ、とは言えなくなってしまったことは、ちょっと残念である。

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