SSブログ

マカロンの価値はよく分からない [B級グルメ雑感]

ブリュッセルに行く。ブリュッセルといえばベルギー・ビールとワッフルとチョコレートである。チョコレートはゴジバ、ノイハウスなどの老舗が有名だが、日本だとジャン・フィリップ・ダルシーが最近は有名らしい。しかも、マカロンが有名らしい。ということでせっかくなのでジャン・フィリップ・ダルシーを訪れる。グランプラスからちょこっと入ったところにブリュッセル支店がある。さて、入るとベルギー人と思しき背の高い店員が「いらっしゃいませ」みたいなことを言う。フランス語はよく分からないので、へっ?という感じで聞き返すと、今度はしっかりと「いらっしゃいませ」と言うではないか。なんと日本語がしゃべれるのだ、この店員は。驚く我々に店の奥の方から日本人が「ゆっくり見て下さい」と言ってきた。日本人なのですか、と尋ねると正真正銘の日本人だと言う。ここの店長をしているらしい。ダルシーの本店はブリュージェにあるらしく、ブリュッセル支店は日本人の彼が任せられているらしい。凄いなダルシー、凄いな日本人、と多少感心する。このマカロン、しかし輸出するのが難しいようだ。それほど日持ちがしないのに加え、輸出するとどうしても潰れてしまうそうである。ということで、ローカルでしかゲットしにくいお菓子のようだ。いろいろお話を聞かせてもらって、非常に購買欲が増したので、1個1ユーロのマカロンを8個購入した。ちなみに全部で15種類ある。それぞれ、キャラメル、バニラ、ヘーゼルナッツ、チョコレート、オレンジ・チョコレート、コーヒー、カシス・バイオレット、ラズベリー、ストロベリー・ポピー、ヌガー、レモン、ピスタチオ、パッション・フルーツ、ジンジャーブレッド、アーモンド・ミルクである。

IMG_5508.jpg

さて、大いなる期待をもって口に入れると、うん、大したことがない。ちょっと甘ったるい甘さが口に広がる。これならチョコレートを買った方がよかったと後悔する。それに、この毒々しい色は、明かに自然ではないと思われる。どうも巷ではマカロンは人気のようだが、私にはこの価値はよく分からない。見た目は可愛いと言えば可愛いが、鯛焼きやどら焼きの方が素直に美味しいと思うのは年を取った証拠であろうか。

nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0