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ジョニー・ディップ主演の『ブロー』はジョニー・ディップとペネロペ・クルスの存在だけが救い [映画批評]

ジョニー・ディップが演じる実在したアメリカ人麻薬ディーラーの半生を描いた『ブロー』を観る。お決まりのディーラー同士の裏切りといったテーマ以外に、親子の関係といった視点から、この麻薬ディーラーの人生を捉えているのだが、全然面白くない。私の心に訴えかけるものがほとんどない映画であった。まあ、このディーラー演じるジョニー・ディップと彼の妻であるペネロペ・クルスを鑑賞するといった点からは楽しめるかもしれないが、彼らのファンでなければどうでもいい映画であろう。私はペネロペ・クルスが動いているのを観ているだけで、ちょっと嬉しくなるほどのファンなので、彼女が取り乱したりしているところや金髪に染め安っぽいジャージを着ている姿を観ただけで損をした気分にはならなかったが、ジョニー・ディップの演技も他の彼の作品と比べても特筆するようなものもなく、全般的に凡庸な映画であるといえよう。ジョニー・ディップとペネロペ・クルスのファン以外は観る必然性もない映画だと思われる。


ブロウ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: タキコーポレーション
  • メディア: DVD



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