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ドイツの切符販売機の能率はおそろしく悪い [ドイツ便り]

ドイツの鉄道切符の自動販売機の能率はおそろしく悪い。これは、日本を知っているドイツ人にとっては、自国の大いなる恥らしく、しきりに本当にドイツの機械は馬鹿だ、と罵っている。私は、サンフランシスコに以前住んでいて、通勤鉄道のバートの切符の自動販売機の馬鹿さ加減を知っているので、ドイツのはそれほど悪くないな、と思っていたのだが、確かに日本の切符の自動販売機に比べたらはるかに能率は悪い。まず、切符を購入すると、その切符の内容を機械が印刷するのが非常に時間がかかる。ガガガガッという音を立てる。この時どうも印刷しているらしいのだが、これが結構、時間がかかるのである。そして、切符を得た後、乗車前に使用開始時間を違う機械で印字しなくてはならない。なぜ、このような二度手間をさせるのか分からないが、これは民営化されていないからなのかもしれない。まあ、この時間がかかる機械のせいで電車に乗り遅れたらストレス溜まるよな、とは思う。

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これがドイツの鉄道の自動販売機

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切符を購入した後、この機械で日時を印字してもらわなくてはならない。なぜ、一度で出来ないのだろうか?

確かにこのようなシステムに馴れていたら、日本の鉄道のスイカやパスモのシステムや、自動改札口のシステムなどには驚くかもしれない。また自動販売機に関していえば、お釣りは必ずコインで出てくる。居候をさせてもらっているフランクは日本で切符を買うとき1万円をおそるおそる入れたら、お釣りが千円札で返ってきたことに感激していた。10ユーロの切符を買うのに50ユーロ入れたら、2ユーロのコインが20個出てきた。確かに、こういうのは腹が立つ。

とはいえ繰り返すが、バートの自動販売機よりはました。バートの場合は、そもそもお札を受け入れないではき出す。新札でも受け入れない場合があるくらいで、これは本当に心底、ストレスが溜まる。とはいえ、こういう国々に自動販売機を製作している日本企業はどんどん輸出攻勢をかけるべきだと思うのだが、政府相手だからなかなか商機がないのかもしれない。ドイツの鉄道システムが総じて駄目なのは、シーメンズが納品しているからだと知り合いのドイツ人達は指摘していた。国相手なので、製品やシステムを改善させるインセンティブが働かないからだそうだ。
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