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東京都内の山手線の西側で一番美味しいクリスマス・ケーキは東長崎のオディールのショートケーキだと思う [B級グルメ雑感]

今日はクリスマス・イブである。クリスマス・イブは何の意味ももたない身ではあるが、一つだけ楽しみにしていることがある。それは、クリスマス・ケーキである。クリスマス・ケーキはある時から、バレンタインのチョコレートのような巨大な市場をつくりあげることに成功した。私はアルコールが好きなので辛党なのかもしれないが、甘いものも好きなのである。まあ、ただの食いしん坊なのかもしれない。そういうことなので、今まで美味しいクリスマス・ケーキを探求してきた。とはいえ、1年に一度か二度しか食べないので、そんなにサンプルはない。それに、もうこの3年間はクリスマス・ケーキを注文するところは確定してしまったので、他と比較することは二度食べる時しかない。そういうことで、それほど食べ比べた訳でもないのだが、私的には東京の山手線の西側で手に入る最上のクリスマス・ケーキは豊島区長崎の「オディール」のショートケーキであると思っている。ちなみに、昨日も「オディール」のクリスマス・ケーキを家族で食べたのだが、それはチョコレート・ケーキであった。今日、改めてショートケーキを食べて、やはり「オディール」の中でもこのショートケーキは最上であると確信した次第だ。
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 なぜ、オディールのショートケーキはクリスマス・ケーキとして絶品であるのか。それは、生クリームでつくっているからである。生クリームでつくるクリスマス・ケーキ用のショートケーキはほとんど都内では見あたらない。普段のショートケーキはもちろん生クリームを使っている店がほとんどだと思う。しかし、クリスマス・ケーキとなると別だ。たいてい、バター・クリームを入れて日持ちをよくしようとしている。100%生クリームのケーキを探すのは至難の技だと思う。デパートで販売している有名どころも皆、バター・クリームを多かれ少なかれ入れている。その結果、味が大幅に落ちる。だから、デパートの地下に入っている有名ケーキ屋がつくるクリスマス・ケーキを買うのはほとんど金をどぶに捨てるようなものだと私は思っている。5000円とかいう値段をつけていたりするからね。このように書くのは、今まで多くの失敗を重ねてきたからである。あと、こういう有名店ではアルバイトがクリスマス・ケーキを売っているので、生クリームを使っていないということも知っていない売り子がほとんどである。だから、生クリームであると返事をしても、それはたいてい嘘である。これも何回も騙された(相手はおそらく騙しているという意識はない)から、得られた結論である。そして、これはデパートだけに限られた話ではない。私は永福町に住んでいるのだが、近場にある唯一のケーキ屋であるウーも残念ながら、クリスマス・ケーキにはバター・クリームが入っていた。
 オディールはもともと、極めて高いクオリティのケーキを出すことで知る人ぞ知る店である。成城のアルプス、下高井戸のカトンテール、田園調布のレピドールといった高級住宅地のケーキ屋よりはるかに味はいいと思う。東長崎といった庶民的な街に不似合いなグレードの高さだ。しかも、値段が安い。先日、ハーブスのフルーツミルフィーユを食べて美味しいとは思ったが、ワンカットで700円である。こんな高いと家族4人分で、オディールではホールが買えてしまう。味、値段を考えると、東京都内ではほぼ無敵のケーキ屋であると思うのだ。
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(これはハーブスのフルーツミルフィーユ)

 そして、まさにこのオディールの真髄が発揮されるのが、クリスマス・ケーキであり、その中でもショートケーキは美味しい。私はそれほどショートケーキが好きではないのだが、オディールのショートケーキは別である。素材の美味さが非常に重要な単純なケーキであるからこそ、それが美味しいことに、ケーキ屋の誠実さがうかがえるのである。別にクリスマス・イブだからといって、何もないのだが、オディールのショートケーキをホールで食べられるということは嬉しい。
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(これはおディールのチョコレートケーキのクリスマス・ケーキ)

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