椎名林檎は、英語の発音のここを直すべきであろう [ロック音楽]
私は椎名林檎を非常に敬愛している。このあいだ、初めてコンサートに行き、さらに林檎熱が上がっている。さて、しかし、このコンサートに一緒に行った人が、「確かにいいけど、あの英語の発音はいただけない。あれだけ耳がいいのに、どうして直さないのか」と言った。そうなんである。椎名林檎を極めて高く評価している私も、実はこの点はとても気になっていた。気になっていたけど、まあ他の人は気にならないだろう、と敢えて気にしないフリをしていたのだが、他人から指摘されて、せっかくあれだけ素晴らしいアーティストなのに、英語の発音でケチをつけられたらもったいない。ということで、私なりにどこを改善すればいいかを簡単に調べたので、それを公表したい。できれば、椎名林檎関係者が目を留めてくれれば、参考にしてもらえれば有り難い。
ここで事例としては『現実を嗤う』を取り上げたい。東京事変の「教育」に入っている曲である。なぜ、これを取り上げたかというと、私がもっとも彼女の英語が気になる曲であったからだ。さて、正直、英語の発音が悪くて聞き取れない部分もあったので、歌詞カードを見る。すると、英語的にはほとんどメチャクチャなことが分かった。こんなメチャクチャな英語であれば、聞き取れないのは当然である。例えば、I would like to be composed of you. とかは何を言いたいのかまったく不明である。I would like to be composed by you. ならまだ分かるが意味は不明。I would like to be a woman composed of you.とかならちょっと解釈もできるかもしれない。It’s hard to spend a lifetime for myself with the quakes and the stormも不可思議な英文？だ。for myselfは、by myself の間違いか。Quakesやstormの前の定冠詞は不要。そもそもquakesはなぜ複数なのにstormは単数なのか。発音チェックが思わず、英文チェックになってしまった。ともかく、英語で歌うのであれば英語の発音の前に、英文法は勉強した方がいい。というか、誰かネイティブの人にチェックしてもらっていないのか。チェックしてもらうべきであろう。
出鱈目な英文であれば、発音も出鱈目になるのは当然なのだが、その中でもどこが特に問題のところを取り上げてみる。まず何より、直すべきはrの発音である。Arrogance、years, charm、sure, Thursday、prostitute, merge, storm, surreal, errorのrの発音が気になる。特にsure や、『浴室』のboredom、『錯乱』のthereなど、母音に挟まれたrの発音が英語らしくない。これは舌の形で訂正できるので、そんなに難しくない筈だ。誰か教えてあげるべきであろう。
他に気になるのは『茎』の英語版のnumberがカタカナ英語のように発音されていることや、see, chanceといったs, ch系がきっちりと英語のように発音されていないことなどだ。また、rほど気にはならないが、lの発音も改善の余地がある。「現実を嗤う」でのcloudとかは、雲のようには聞こえないし、mellowの発音もllのものではない。さらに、not やnightのtなどを強く発音しすぎている（現実を嗤う）。ここも気になる。
せっかくの天才なのに、へんな英語で歌ってしまい、もったいなさ過ぎる。彼女は耳がいいので、カバーで英語曲を歌う時は、結構、しっかりと発音ができている（例えば、「玉葱のハッピーソング」。とはいえ、greatやuntil のtは気にはなるし、world やgreatのrの発音は気になる）。自分で英語の詞をつくって、それを発音している場合は、参考になる発音例がないので、そのおかしさがより目立ってしまうのであろう。
そもそも、あれだけの日本語能力を有しているので、英語で歌詞をつくって歌う必然性はないのではないか。今までは、あまり気にもしないで聞いていたが、しっかりと歌詞を読むと英語はメチャクチャであり、正直、頭がぐちゃぐちゃする。もったいない限りだ。
とはいえ、先日の椎名林檎のコンサートで白人男性が一人で嬉しそうにコンサートから帰っていくのを目撃した。これをみて、私は日本人として大変誇らしい気持ちを抱いた。まあ、英語の発音など気にさせない才能の持ち主であることは確かだが、敢えて英語で歌詞をつくる必要性もないし、英語で歌う必要性もないと思う。もし、それでも英語で歌うなら、ここで書いたことを多少なりとも参考にしてもらえれば幸甚だ（って、椎名林檎の関係者が見る訳はないか）。
ここで事例としては『現実を嗤う』を取り上げたい。東京事変の「教育」に入っている曲である。なぜ、これを取り上げたかというと、私がもっとも彼女の英語が気になる曲であったからだ。さて、正直、英語の発音が悪くて聞き取れない部分もあったので、歌詞カードを見る。すると、英語的にはほとんどメチャクチャなことが分かった。こんなメチャクチャな英語であれば、聞き取れないのは当然である。例えば、I would like to be composed of you. とかは何を言いたいのかまったく不明である。I would like to be composed by you. ならまだ分かるが意味は不明。I would like to be a woman composed of you.とかならちょっと解釈もできるかもしれない。It’s hard to spend a lifetime for myself with the quakes and the stormも不可思議な英文？だ。for myselfは、by myself の間違いか。Quakesやstormの前の定冠詞は不要。そもそもquakesはなぜ複数なのにstormは単数なのか。発音チェックが思わず、英文チェックになってしまった。ともかく、英語で歌うのであれば英語の発音の前に、英文法は勉強した方がいい。というか、誰かネイティブの人にチェックしてもらっていないのか。チェックしてもらうべきであろう。
出鱈目な英文であれば、発音も出鱈目になるのは当然なのだが、その中でもどこが特に問題のところを取り上げてみる。まず何より、直すべきはrの発音である。Arrogance、years, charm、sure, Thursday、prostitute, merge, storm, surreal, errorのrの発音が気になる。特にsure や、『浴室』のboredom、『錯乱』のthereなど、母音に挟まれたrの発音が英語らしくない。これは舌の形で訂正できるので、そんなに難しくない筈だ。誰か教えてあげるべきであろう。
他に気になるのは『茎』の英語版のnumberがカタカナ英語のように発音されていることや、see, chanceといったs, ch系がきっちりと英語のように発音されていないことなどだ。また、rほど気にはならないが、lの発音も改善の余地がある。「現実を嗤う」でのcloudとかは、雲のようには聞こえないし、mellowの発音もllのものではない。さらに、not やnightのtなどを強く発音しすぎている（現実を嗤う）。ここも気になる。
せっかくの天才なのに、へんな英語で歌ってしまい、もったいなさ過ぎる。彼女は耳がいいので、カバーで英語曲を歌う時は、結構、しっかりと発音ができている（例えば、「玉葱のハッピーソング」。とはいえ、greatやuntil のtは気にはなるし、world やgreatのrの発音は気になる）。自分で英語の詞をつくって、それを発音している場合は、参考になる発音例がないので、そのおかしさがより目立ってしまうのであろう。
そもそも、あれだけの日本語能力を有しているので、英語で歌詞をつくって歌う必然性はないのではないか。今までは、あまり気にもしないで聞いていたが、しっかりと歌詞を読むと英語はメチャクチャであり、正直、頭がぐちゃぐちゃする。もったいない限りだ。
とはいえ、先日の椎名林檎のコンサートで白人男性が一人で嬉しそうにコンサートから帰っていくのを目撃した。これをみて、私は日本人として大変誇らしい気持ちを抱いた。まあ、英語の発音など気にさせない才能の持ち主であることは確かだが、敢えて英語で歌詞をつくる必要性もないし、英語で歌う必要性もないと思う。もし、それでも英語で歌うなら、ここで書いたことを多少なりとも参考にしてもらえれば幸甚だ（って、椎名林檎の関係者が見る訳はないか）。
